夜の本気ダンスを見てきたよ

 

昨日、卒業まで4つあるうちのひとつの試験を無事に終え、とりあえず再試は回避できたので THE KINGS PLACE に行ってきました

 

もうvol.11だって。前から友達に行こう行こうと言われ続けてきたけど、11回目で初めてです

わぁ、すごい

 

 

いや今回も行くつもりは全くなかったんだけど、夜の本気ダンスから発信された

 

町田健人」

「脱退」

 

この2文字を見たら行かざるを得ない… 気づいたらチケットを買ってた

 

 

ロックバンドを好きになって、途中女子アイドルやジャニーズの界隈にも行くようになって、10年くらいかけてロックバンドをふるいにかけてみたら今網の上に残っているのは「UNISON SQUARE GARDEN」と「夜の本気ダンス」になった

 

 

 

 

UKやUSのインディーロックにはまりたての頃、その頃よく読んでいた2chまとめサイト「路地裏音楽戦争」

 

ロキノンに載ってるロックバンドだけじゃ物足りなくなって、マイナーロックバンドを探すため、ネットサーフィンに明け暮れてた

 

管理人さんがまとめていた今後来そうなバンドの記事にあって夜の本気ダンスという京都のバンドの存在を知った

 


夜の本気ダンス「Japanese Style」The 5th Music Revolution(2012.1.7)

 

 

 

 話は突然変わり、

 

わたしが今まで観てきたライブ・フェス・コンサートetc…この中で揺るぎない第1位に君臨し続けているショーが 2013年11月19日、Zepp Tokyoで行われたFranz Ferdinand来日公演

 

自分が求めてる音楽が完全にマッチングする瞬間ってそんなに毎度あるわけじゃない

 

 

あの日のZepp Tokyoは音が鳴るたびに会場全体から「ラブ」で溢れていて、とてつもなく居心地が良すぎる空間だった

 

これは今まで観てきたショーの中で格別だし、あの日を超えるものを今後観ることができるのかわからない

 

 

でも、夜の本気ダンスを初めて見た時これに近いものを感じた

 

音楽性が似てる

 

 

いちばんの理由はこれかもしれない

4つ打ちが心地よい、息切れしそうになるくらい

 

 

上品なFranzのリズム隊と夜ダンの少し荒削りだけど、止まらない勢いで駆け抜けてくリズム隊

 

対照的だけど、そのあからさまな様が日本らしくて夜ダンらしくてとてもすき

 

全身の血が一気に流れてぞくぞくする感じ

 

 

 

 

 

 

昨日のライブは久しぶりにハイネケンと共に

 

 

途中「町田くん最後なんだな」と思って、ギターソロは頑張って背伸びをして見た

 

 

 

 

たのしかったな〜〜、終わるのがはやい

楽しい時間ってすぐ終わる

 

いつも夜ダンのおかげで気づかされる

 

 

ありがとう、町田くんお疲れ様でした

 

 

 

欅坂46のデビューカウントダウンライブを観てきたよ。

来月4月6日、縁起の良い日付にCDデビューを迎える欅坂46

 

 

3月17日、その欅坂46のデビューカウントダウンライブに行ってきた

 

 

今回のライブは、スカパーTBS1チャンネルで生中継され、会場以外の全国のお茶の間にも披露されるという、デビュー前のグループとしては大規模な単独イベントだったと思う

 

 

運良くチケットを入手することができたわたしは、開演時間に間に合わないながらも会場にお邪魔することができた

 

今回のデビュー表題曲であるサイレントマジョリティー」は、強いメッセージ性の歌詞とデビュー曲とは思えない激しいダンス、そしてセンターである最年少・平手友梨奈の群を抜いた圧倒的なオーラによって完成されている楽曲だと思う

 


欅坂46 『サイレントマジョリティー』

 

MVはほとんどセンターである平手友梨奈をメインに構成され、ここでも高いポテンシャルを感じる

 

 

今回のライブでは、舞台裏の円陣、六本木のけやき坂を駆け上る平手の映像から始まりovertureに合わせたメンバー紹介

 

 

そしてセットリスト1曲目、デビューシングルサイレントマジョリティー」

 

 

すでにYoutubeにも動画がアップされているが、ライブではセンター及びフロント以外のメンバーもカメラに抜かれ、MVでは不完全燃焼だったそれぞれのファンも満足できるものだったのではないかと思う

 

 

ちなみにわたしは小池美波ちゃん推しです

 

彼女は、冠番組である「欅って書けない?」中に選抜・立ち位置の発表の放送が終わった後にその時の心境をブログに綴ってくれました

 

 

私は16番という、3列目の真ん中の
ポジションをいただきました。


あの時は正直に贅沢を言ってしまうと、
この立ち位置に対し、悔しさしかありませんでした。

 

 

ここでまず、みいちゃんが悔しがってくれたことが嬉しかった

正直、握手人気やSNSから見て、みいちゃんの3列目は妥当なものだと思った

 

だから、3列目の真ん中というポジションは個人的にはとても嬉しく感じていた

 

でも、ここで終わらないでほしい

ここからどんどん前のポジションになっていくみいちゃんを応援したいと思った

 

この時点でわたしは、みいちゃんに

「焦らないで。まだデビューシングル。

 みいちゃんの努力は必ず今後に繋がっていく」

と伝えたかった

 

 

ブログには、「申し訳ない」という言葉もあった

 

それも違うよ、と伝えたかった

 

 

でもまだ欅坂46は、
スタートラインに立ったばかりで
私自身、何にも自分の中での目標を達成した訳でもありません。


そんな自分が「悔しい」という言葉を
簡単に口に出すのはおかしい、と思い


一気に気持ちを切り替え、


この16番というポジションは
メンバーみんなを見渡せる
ポジションでもあるので、
しっかりこの場所からみんなを支え、


今自分が目の前にあるやるべき事から
丁寧に一つずつ取り組もうと思いました。

 

 

そう伝えたかった矢先、みいちゃんはちゃんと考えていた、そしていちファンであるわたしが伝えたかったことがここにあった

 

 

みいちゃんがこう考えてブログに綴ってくれたのなら、やるべきことが見つかったというのなら、わたしはこれを応援しようと思った

 

 

だから今日はみいちゃんがフューチャーされるときには、他のアイドル現場ではまず声を上げないわたしが声を出して「みいちゃん」の名前を呼んだ

 

 

伝わったのかはわからないけど、小池美波を応援してくれる人たちはたくさんいるよと伝えられたのなら満足です

 

 

 

話は戻り、1曲目が終わった後、各メンバーの自己紹介、 そして1stシングルに収録されている曲の披露

 

 

表題曲とカップリング曲である「手を繋いで帰ろうか」を含めその他の収録曲も披露され、けやき坂46として活動する長濱ねるをセンターにした「乗り遅れたバス」も披露された

 

 

フロント4人と共に詩うこの曲は、異例の途中加入をした長濱ねるとそれを受け入れた欅坂46のメンバーを表しているように思えた

 

「この曲を大切に歌っていきたい」と言ったねるから、未だひとりのメンバーしかいないけやき坂46を背負う覚悟を感じた

 

 

 

 

このカウントダウンライブ、欅坂46は「ダンス」を全面に押し出した構成を魅せてくれた

 

 

乃木坂46と比べるわけではないが、この「ダンス」が欅坂46にあって乃木坂46にはない武器になると感じた

 

でもこれはダンスが得意・うまいメンバーが多いと感じただけ

全員がある程度のレベルに達するのは時間がかかると思う

 

だけど

 

全員に伸び代がある

 

わたしが観た1時間弱のライブで以前から感じていた「伸び代」は確信になった

 

 

 

次に欅坂46を見ることができるのは再来週のZip春フェス

そして来月からは全国握手会も始まり、個別握手会も開催される

 

 

彼女たちがパフォーマンスをする度に「成長したな」と感じることができるのは、実は ”今” だけなのかもしれない

 

わたしは「成長」を見続けるために欅坂46のファンでありたいと思った

 

 

これが総括です、

初心って大切だな、ずっと初心を忘れないでいてほしい

 

 

 

わたしの初心ってなんだろう 笑

こういう時にぱっと思い出すことができないわたしは成長することを忘れている気がする

 

ただ言われた通りに、作業をこなしていくのって簡単だけど、何も頭を使わない

 

アイドルを見る度に、何か頑張らなきゃと思う

早くその「何か」を見つけたい

 

 

うん、だからアイドルがずっといつまでも好きなんだな〜〜〜

 

 

 

若さに甘えられないと感じた夏 #乃木坂46

 
昨日行ってまいりました。乃木坂46真夏の全国ツアー千秋楽@神宮球場
 
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途中秩父宮ラグビー場があったりしみじみした思いで会場に向かいました。

 
 
今年の夏は顕嵐くんとチーム覇のために六本木に通い詰め、地方公演には行けてません。地方公演のセトリを見るたび羨ましく感じながらもこの千秋楽に向けて思いを馳せていました。

 
わたしの推しは星野みなみちゃんです。推し変してからまだ1年も経ってない。でも見るたびに癒され、この子が上を目指すその成長をしっかり見ていきたいと心の底から思える子です。乃木坂一の愛され力、甘えさせてしまいたくなるかわいさ。百点満点です…
 
 
 
わたしにはみなみちゃんのブログで書かれた大好きな言葉があります。
 
12thの選抜発表について 今回も3列目に選んでもらいました٩꒰。•◡•。꒱۶ 9thから1年間変わらず3列目  満足してないけど満足してます! (星野みなみブログ 5/12 から引用)
 
 
 
「満足してないけど満足してる」
 
これを言える17歳のみなみちゃんには、現実と向き合いながら、さらに上を目指していくという心に秘めた思いがここに詰まっているんだと思います。
 
 
曲ごとの感想は長くなりそうなので割愛させていただきますが、、、
 
 
本編途中のMCで、みなみちゃんに話が向けられました。13枚目の選抜メンバーについて話したのは確かみなみちゃんだけだったと思います。
 
 
「同世代の飛鳥と一緒に福神に入れたから、これから若い世代を引っ張っていきたい」
※ニュアンスです
 
そのあと2人でぎこちない「えいえいおー♡」(かわいい)
 
 
この言葉が聞けてよかった。次作の立ち位置の2列目両端にはあしゅみながいます。若い2人、次世代の2人が両端からどんどん攻めていって将来的には2人でWセンター、もしくはそれぞれセンターを経験してもらいたいです。
 
 
そして公演途中、メンバーそれぞれ好きな詞を語るVTRが流れました。きっとみなみちゃんはあれなんだろうなと思っていたら案の定そうでした(笑)
 
若さに甘えられない ちゃんと自分の足で歩いてくんだ (「太陽ノック」通常盤C/W収録曲)
 
 
飛鳥とみなみちゃんの2人のユニット曲。ここでもみなみちゃんの強い意志が伝わりました。
 
この前の乃木中でもそう。グレた時期もあったね、といじられてもいましたが、乃木坂初期のフロントから平選抜、そして2作続けての選抜落ち。それからこの1年間、選抜に復帰して以降3列目に駐在。個握の部数が増えたり、乃木のののMCを任せてもらったり、露出がどんどん増えていく中で、まだかまだかと期待していた時の福神入りです。
 
でも正直発表前はまだ早いのでは?と思っていたところもありました。やはり今の乃木坂46を支えているのは94年以上のお姉さん組のライン。そこに年下組のみなみちゃんが入れる余地はあるのかな、と選抜発表の度に思っていました。今回は福神常連メンバーが3列目に移動したりと波乱でしたね(笑)
 
 
話は戻りますが昨日の神宮千秋楽。聞きたかった曲も聞けなかった曲もそれぞれたくさんありましたが、やはり一番心に残ったのは、生ちゃんのピアノソロからのフルオーケストラ演奏での「何度目の青空か」「君の名は希望」「悲しみの忘れ方」。どれも所謂神曲と評されている曲です。
 
 
メンバー全員が白いドレスコード。少し失いたくないものを彷彿させられました。でもあの時とは見るからに違う。メンバーの成長がわかります。
 
 
この3曲は本当に圧巻でした。前日のレポを見たけどここまでとは…。本当に想像を遥かに越え、感動の一言につきます。この夏メンバー誰一人欠けることなく全国を駆け抜けた乃木坂46の集大成を見れた気がします。圧巻です。今年初の花火を見ながら自然と涙が出ました。
 
 
そして本編最後の前に生ちゃんがMCをしてくれました。その時、既に泣いているメンバーも多くおたくもさらに涙が出てしまう。全国ツアーの千秋楽、そして最後の最後にフルオーケストラとの共演。生ちゃんには誰よりも背負うものがあったはず。こらえきれなかった涙を流しながら一生懸命話してくれました。ちなみにスクリーンに映し出されるみなみちゃんは本当にキラキラしていてとてもかわいかったです(笑)
 
 
今回のライブ中、メンバーが多く口にした言葉。
 
 
「乃木坂らしさ」
 
 
本編最後の演出こそが本当の乃木坂らしさなのだと。
 
 
わたしはこの規模のアイドルのコンサートでは、ジャニーズを抜いてしまうと乃木坂46しか行ったことがありません。だから、このコンサートをどうやって表現、比較をすればいいのか正直悩みました。でも、乃木坂46には「乃木坂らしさ」があるということを教わり、何かと比べようとしていた自分が馬鹿らしくなりました。
 
 
 
千秋楽公演しか観に行けなかったけど、この千秋楽の会場に行けて本当に幸せでした。次は10月の舞台にアンダーライブ。会場がアイアシアターというのが納得いきませんが (笑) 楽しみです。絶対チケットとります。そして武道館2days。乃木坂の成長はやはりアンダーメンの成長もあるからこそ乃木坂46星野みなみ推しだけどやっぱり乃木坂は箱推しです、みんなだいすき!!!!
 
 
 
 
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13th選抜発表について
 
次作、生駒が3列目です。握手人気からして妥当な位置なのかもしれません。それでも今回の全国ツアー、千秋楽を観て、やはり乃木坂の顔、必要なのは生駒里奈だと思いました。トップの人気を誇るなぁちゃんやまいやんも乃木坂の顔と言えると思います。でもやっぱり乃木坂を引っ張っていく存在は生駒だと改めて感じました。あの位置から次作14枚目、生駒はどの位置になるのかが見所です。
 
 
アイドルには共通してパフォーマンス力やお顔、ファンの数だけでは上にいけない何かがあります。確かに人が惹かれるものにはそれらもあるのかもしれません。だけど、それでも上にいけない何かがあります。その何かを自ら見つけ出して、その他多くの人に見出されてメンバーそれぞれがきらきら輝いてほしいなって思います、特に2期生に。
 
 
 
長くなりました。わたしは今ただただ星野みなみちゃんの成長を見守りたいだけのおたくです。握手会には行かないけどライブには行くタイプのおたくです。でも2015年8月31日神宮球場で見たものを言葉に残しておきたくてまとめちゃいました。誰が読むのか、むしろ読まなくても全然いいんですけど(笑) 本当に自己満です。あーーーーーーー、たのしかった!!!! 次はアンダラにお邪魔させていただきますよ。ちなみにアンダーの推しは山崎怜奈さんです(笑)
 
 
 
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※投稿が遅くなったので、昨日と言っておきながら一昨日です☆
 
 

続き

前回の馴れ初めを書いてだいぶ時間が経ってしまった。今日でandymoriが解散して1週間。武道館のセットリストでプレイリストを作って今までにないくらいandymoriを聞いている。

 

1曲目はベンガルトラとウイスキー。この曲知ってる、高校時代死ぬほど聞いたアルバムに入ってる曲だ。メンバーがステージに入ってきたことにも気づかなかったし、照明はついたまま。正直リハなのかとも思ってしまうくらい突然に始まった。4年ぶりのandymori、やっぱり一生懸命歌ってる。

 

初めての武道館。高くて広い天井、立ち見、ステージサイド席までもある武道館全体を使った座席構成。ライブ中、綺麗に響くスネアの音を聞いて「武道館でライブするって気持ちいいんだろうな」という雑念さえあった。それくらい何回も天井を見上げて自分がandymoriの武道館解散ライブにいるということを確認していた。

 

4年前の自分は多分なにも考えずにandymoriを聞いていたんだろうなと思った。音楽を聴くことは好きだ。でも一生懸命歌詞を理解して聞くようなタイプではなかった。ただのBGMに過ぎない部分も多々ある、それはもちろん今も。この「解散ライブ」という独特の中で聞くライブは初めてではないが、「しっかり聞かなきゃ見なきゃ」と自分に言い聞かせていたし、会場全体からもそんな雰囲気が伝わってきた。だからたくさん小山田壮平の言葉を聞こうとした。こんなに歌声を、言葉を、ちゃんと聞こうとしたライブは人生で初めてだったかもしれない。andymoriのライブははやい。それは悪い意味ではなく、飽きる前に曲が終わっているという印象だった。語彙力がないからとても悪い意味に聞こえてしまうかもしれないけど、本当にいい意味で捉えている。小山田壮平は観客ひとりひとりに語りかけるように歌う。歌というより話を聞いているような感覚だ。話は長いからいい話というわけじゃないし、歌も同じだと思う。そこが小山田壮平の作る歌の好きなところでもあると改めて思った。

 

本編終盤のクラブナイト。大きなミラーボールがキラキラ光って武道館全体を照らした。わたしはライブ中のふとした瞬間に天井を見るのが好きだ。今までで一番きれいな天井を見た気がした。

  

そしてアンコール。まだわたしの大好きな曲たちをやっていない。ものすごく期待した。そしてアンコール1曲は1984だった。この曲はわたしにとってはじまりの曲だと思う。初めて自分で買ったandymoriのアルバム1曲目。友達に紹介された曲とは違う印象で、あの頃のわたしからすればすぐシャッフルして次の曲に行ってしまうようなはじまりの曲だった。だから正直泣くとは思っていなかった。この曲が始まった瞬間、何かが解放されたかみたいに涙が溢れた、止まらなかった。特に思い入れがあるわけじゃないし、むしろシャッフルしてしまう曲に分類されるのに。でもひさしぶりに聞いたこの曲はとても優しくてあたたかかった。この解散ライブを見に来た理由は、久しぶりに昔好きだったバンドが解散するから最後に見てみたかったという、andymoriが大好きなファンの方が知ったら一発殴られそうなものだ。でも本当に心の底から見に来てよかったと思った。

 

 

わたしが大好きな曲とはユートピアと革命とPeaceのこと。何回も繰り返す歌詞、何度も心に刻んだようにたくさん拳を上げた。今流行りのバンドは意味もなく歌詞を繰り返す、だなんて誰かが言っていたけど、たくさん思いがこもった力強い言葉を何回も繰り返すってすごく心に響くんだなと思った。

 

 

andymoriが解散する理由は、このバンドでできることやりたいことがもうない…みたいなものだったような気がするけど、これが本当の最後だって思ったら、小山田壮平の言葉は間違ってなかった。小山田壮平は何回もファンを裏切るような行為をしていたけど、この武道館ライブはプレミアチケットになるくらいだったし、座席を増やしたり、スペシャでは完全生放送のネット配信をしたり、多くの人が彼らを求めていたし、結成して7年たくさんの人が彼らについてきた。今まで全く彼らの言葉を聞いていなかった自分に後悔した。世界の人全てに彼の言葉が理解、伝わるわけではないけど、わたしはこの解散ライブで完全にファンになった。正確にはファンに「出戻った」。もっと正確に言えば、「小山田壮平のファンになった」。

 

andymoriが解散しても3人は音楽を続けるはずだし、すでに小山田壮平はソロでイベントに出演すると発表されていた気がする。また見たい。andymoriはもう見れない。だけどまたこの3人の音楽活動を見たいと思った。

 

 

1週間かけてこのブログを書いた。文章力もなくてただの自己満足に過ぎないけど、この思いを胸にとどめていくことが辛かった。それにこの思いを忘れたくなかった。たのしかったよ、本当に。ありがとうandymori

 

 

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andymoriというバンド

 
昨日ほどここにいてよかったと思ったライブは今までになかったと思う。
 
andymoriというバンドを知ったのは高校時代の軽音楽部で仲良くなった友達のおかげだった。
 
 
15歳で邦楽ロックにどハマりし、高校生になってからは毎月ロッキンオンジャパンを購読し、見事に絵に描いたようなクソロキノン厨だった高2の冬。
 
 
友達に教えてもらったスペシャ列伝ジャパンツアー2010。今思えばあのツアーのラインナップほど気持ちが高まったイベントはないような気がする。
 
 
今ではだいぶご無沙汰なバンドが多いが、そこにandymoriがいた。友達に借りた「andymori」というアルバム。訳もわからず1曲目のFOLLOW MEでのめり込んだ。なんだこの勢いは、なんでこんなに必死に歌ってるんだ、そのまますぐに2ndアルバム「ファンファーレと熱狂」を予約しに行ったのを覚えている。
 
 
ジャパンツアーはその時すでにソールドアウトでもちろん行けなかったけどそのレポートをたくさん何回も読んだ。
 
 
高校からドラムをはじめたけど絶対わたしには叩けない、叩きたくないと何回も思った。だって顔はよく見えないけどとても辛そう。ベースだけが涼しい顔をして演奏している。でも辛そうだけどかっこいい、それがandymoriというバンドの印象だった。
 
 
だけどその頃のわたしにはandymori以上に好きなバンドがたくさんあって、ライブに行き始めたのはまだ間もなかったからandymoriのライブに行きたいなんて思いもしなかったし、だいたい大好きなバンドでも音源で満足していたからライブのために遠征なんてすることもなく、ライブに行くということは高校時代のわたしからしたら年に数回のビッグイベントだった。
 
 
高3の夏、そのビッグイベントのひとつであるロックインジャパン。指定校推薦のくせに受験生という肩書きのせいで行くのを諦めた。だけど夏フェスに行かない夏に耐えきれなくて親に内緒で地元のフェスに行った。
 
今思い出してもあの時の「内緒の夏フェス」にはわくわくする。塾に自習に行くと言って、普通に考えて自習室も空いてないだろっていう早朝にお弁当を持って制服で家を出て、宇都宮駅でTシャツに着替える。お昼ご飯はお金もないので母が作ってくれたお弁当のおにぎり。帰りも宇都宮駅で制服に着替えて今日も1日たくさん勉強してきたよと装って帰宅。このことをいつ親に明かそうか未だに悩んでいるくらいだ。
 
 
地元のベリテンフェスティバル2010、こんなに素敵なバンド達を栃木に呼んだラジオベリーにとても感謝した。
 
 
たしかオープニングアクトのすぐの演奏だったと思う。はじめてのandymori。他のバンドとは違う変わったドラムの位置。リハの時点でわくわくが爆発しそう。セトリなんか全然覚えてない。でも聴きたい曲がたくさん聴けて、グロリアス軽トラの「栃木の空の下」を聴けたはず。
 
 
その1ヶ月後くらい、わたしの大好きなドラマーが脱退を発表した。大好きなバンドマンがバンドを離れること、音楽性の違いだのなんだのメンバーとの仲だのいろいろ理由は考えられるけどそんなこと知らない。もちろん小山田壮平に惚れたことも理由のひとつ。だけどなにより好きだったのは後藤さんのドラムだったはず。何か語りかけてくるように歌う小山田壮平を邪魔するような強烈なドラムプレイ。でもその強烈なドラムに負けない、感化されるようにして歌う小山田壮平も大好きだった。
 
 
ドラムが変わって何が変わってしまうんだろう、期待もあったが少し萎えてしまったのも本音だった。ドラムが変わって初めてandymoriを見たのが年末のカウントダウンジャパンだった。初めての年越しフェス、確か年が明けて眠さをこらえて見たandymori。ドラムが変わってこんなにも変わるのか。いい意味で丸くなったような気がした。
 
 
「革命」というアルバム。今は大好きな1枚。かっこいい音が好き、かっこいいドラムが好き、なわたしにはとても物足りなくてそれっきりandymoriを聴く回数がだんだんと減ってきた。
 
 
わたしは大学生になり、軽音楽部に入った。周りの友達に音楽の趣味の合う人は少なく、先輩たちは洋楽至上主義。大学で音楽好きな友達を作ってライブ、フェスに行きまくる、というわたしの夢はすぐ散った。先輩たちの影響を受けて洋楽も聴くようになった。「andymori」というバンドは「高校時代によく聞いていたバンド」という分類になった。
 
その1年後、大学2年になった部活の定期ライブ。そこにandymoriのコピーバンドがあった。先輩がandymoriのために買ったというリッケンバッカーの前で久しぶりに聞いた。やっぱり見てしまうのがドラムだった。先輩は上手いし、いつ見てもスマート。でもわたしのすきなandymoriじゃねーなー。それからまた聴くようになった。もちろん1st、2ndアルバム。小山田壮平の声は心地よかったけど歌詞なんてそんなもの全く気にしてなかった。わたしの集中はドラムだった。
 
 
 
その年の秋、小山田壮平は脱法ハーブ騒動を起こした。
 
 
 
脱法ハーブなんてよく知らない。でもいいことではないことくらいわかる。いい音楽を作る人がいい人とは限らない。それも分かっているはずだった。小山田壮平に期待をしていたわけじゃないし、わたしの理想を彼に当てはめていたこともない。でもこのハーブ騒動で私の中で一気に「薬中の歌うバンド」になった。
 
 
幻滅した。信じられなかった。高校時代、「ロックとパンクは何をやっても許される」が口癖の友人がいた。だからなんだ、許されねーよ。
 
 
 
そのあとは早かった。解散が発表されたけど興味は湧かず、そうなんだ、くらいしか思わなかった。そして小山田壮平の飛び降り事件。何をしているんだ小山田壮平。悲しくなった。
 
 
そして今年2014年。リハビリで完治したはず。やっと解散ライブの年になる。
 
 
わたしはドラムの脱退、ハーブ騒動、飛び降り事件を経てandymoriに幻滅していた。今年の春にイベントで見たKidori Kidori。ベースが脱退してサポートメンバーによる演奏。そこにいたのはandymoriの藤原さん。「どうせ、andymori解散したらきどりのベーシストになるんだろうな」と思った。その時久しぶりにandymoriのことを思い出した。
 
 
わたしの周りにはandymoriが大好きな友人たちがいる。もちろん大阪の野外音楽堂のライブに行っていたし、解散前に見れてよかったねと思った。野外音楽堂のライブのレポートを読んだ。革命以降のアルバムは知らない、だから知らない曲も多い、でもこれでこのバンドは解散してしまう。そう考えた時、最後に一度見たかったと思った、ただのミーハーだった。
 
 
SLSのライブが最後の日、それさえも知らなかった。武道館での解散ライブがアナウンスされた日、andymori解散をこの目で見ようと思った。
 
 
チケットを手に入れた。友達に協力してもらった。座席は全席指定、アリーナだった。初めての武道館。今まで何回も武道館に行くチャンスはあった。こうしてandymori解散ライブが初めての武道館になるのは何かの縁かなとちょっと思った。ただの偶然なのに勝手に自分の中で感動ストーリーを作り上げていた。それくらい楽しみだった。
 
 
10月15日は忘れられない日になるだろう。前日から楽しみで仕方なかった。天気は雨、とても寒い。お気に入りのコートで武道館に向かう。九段下の駅に着くと偶然に部活の後輩に会った。これまたびっくり。
 
 
武道館に着いた。アリーナ入り口は関係者入り口と近く、ちらっと覗いてみるとthe telephonesの面々、挙動不審な動き、どこかで見たことあるなと思ったらオウガの出戸くん。みんな見に来ていた。
 
 
アリーナ24列28番。ちょうど真ん中あたり。真上を見てみれば日本の国旗。武道館だなあとしみじみ思った。
 
 
 
 
 
(続く)